「対コロナの希望となるか？」＃104

　2020.4.1発行

　臨時休診のお知らせ
　今のところ予定はありません。



「対コロナの希望となるか？」
　楽しみにしていた世界中のイベントが中止、延期、そして五輪パラリンピックまでもが。県内でもついに感染者、本当に残念な志村けんさんの死去、世界中の著名人にも感染者が出てきています。新型コロナ、corona、COVID-19と暗いニュースばかりになってしまいました。でも何か明るい兆しはと思ったら、いくつかの抗ウイルス薬の他、ぜんそくの吸入薬オルベスコに効果があるという報道がありました。オルベスコは、ステロイド剤の一種です。ステロイド剤は、炎症を抑える働きがありますが、免疫を抑えてしまうので通常、感染症には使いません。しかしそれに効果があるとすれば、新型コロナウイルス肺炎発病の仕組みは、ウイルスの毒性よりもウイルスと免疫の作用によるのかもしれないと仮説がたてられます。
　そこで思ったことがあります。猫には伝染性腹膜炎（FIP）というコロナウイルス感染症があります。それは非常に治療困難で致死的な病気です。発病の仕組みとして、ウイルスと免疫によって作られる免疫複合体が、猫の体に悪さをします。もし、人の新型コロナの仕組みが同様なものだとして、免疫複合体の影響を抑える薬が開発された場合、FIPにも応用できるのでは、と期待してしまいます。
　まずは、新型コロナに対してのワクチンもしくは治療薬が開発され、早く危機が去り平和な日常が戻ってきてほしいです。がんばれ世界、WORLD加油！（渡）



　動物の出てくる映画「ＪＦＫ」犬
　1992年 アメリカ オリバー・ストーン監督 ケビン・コスナー主演 ミステリー映画。
　ケネディ暗殺事件の真相を追うジム・ギャリソン検事。しかし、矛盾や疑問が増えてゆくばかりで、真実はなかなか見えてこない。その上家族とも溝ができてしまう。彼の捜査の顛末を描く。
（渡）オズワルドは真相にある程度近い人物であったが、犯人に仕立てられたのは明確です。有名な暗殺の瞬間をとらえたフィルムは、5年間非公開でした。2029年に捜査資料が公開された時、それで真相が明らかになるか。クライマックスの、数日にわたる「国を政府から守る」という長い熱弁に、心動かされます。JFKもジムも、犬を飼っています。




あとがき　　　
（渡）暖冬小雪のため、満足にスキーができなかった後での、コロナショック。春が早くやってきたというのに、自由に出かけることもできないので、気分がさらに落ち込みます。動物たちは、どう思っているのでしょう。「最近やけに家族が家にいるなあ」とか思って、案外楽しいのかもしれません。
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